The Life of Sweets

甘い生活

第1回 SWEETSの会


甘党の家には甘党が集まる

我が家は全員甘党であります。食べるだけでなく、作ります。うちのママのお菓子づくりの腕はプロ並だと言われておりますし、私もそう思います。その勉強量は普通ではありませんし、出来上がってくるお菓子はいわゆる「家庭の手作り」とは次元が違います。そういうのを見て、食べてそだったムスメが結婚した相手はやっぱり相当な甘党でした。ムスメの家では夫婦で大福や道明寺を作っては、我が家におすそ分けしてくれます。母親が洋菓子を作るなら、ムスメは和菓子を作るという素晴らしい分業になったわけです。

そんな我が家にやってくる友人達のほとんどは酒よりも甘いもの、という人々で占められています。我が家にやってくる友人達を私達はお菓子づくりでもてなし(もちろん、お料理も素晴らしくおいしいですが)、友人達も思い思いのお菓子を持ってやってきます。そんなある日「みんなで心置きなくお菓子を食べよう」という話題が持ち上がり、第1回SWEETSの会が開かれたのです。


季節の和菓子

お茶の席などでつかわれる和菓子のお店は年間を通じて季節の和菓子を作ります。練切にはじまって薯蕷饅頭、蒸し物、きんとん、羊羹、求肥といろいろな仕立てで季節を伝えてくれるあのお菓子達です。通常、1つのお店で6種類から8種類くらいの品揃えですが、決して安いものではありませんし、普段はこれらの中から2〜3種類を選んで数個買うわけです。しかし、甘党の心理としては、一度でいいから全部買ってみたい・・・という欲求があるものでして、こたびのSWEETSの会では「あの神田駿河台のささまの和菓子を全部、それも2個ずつ買ってしまおう」という夢のような買い方を実行したのでした。和菓子ですから、ここはひとつお抹茶を立てています。


もなかなど

ささまといえば松葉もなか。ささまに行くということは、当然、季節の和菓子だけでなく松葉もなかも買ってきています。和菓子の後は小ぶりなもなかで休憩。


パンドジェンヌとフルーツのラウンド

続きまして、ママの手になる焼き菓子2題。アーモンドプードルをふんだんに使ったパンドジェンヌとフルーツたっぷりの・・・これは何でしょうか・・・すいません、忘れてしまいました。生地が見えないからタルトではなさそうです。記憶をたぐりますと、そのフルーツの下にはママが愛情をこめて作った特製カスタードクリームだったと思います。


みなさん、楽しそう


まだ、終わりません

陰をみるとすこしずつ日が傾いてきているのがわかります。でも、まだ終わりません。今日は特別な日、お菓子なんていーくらでもあるのです。


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