Save Electric Power / Save the Earth
「クリーンで脱原発な美しい国へ・・・本格的省エネルギー時代」

はじめに

「物質的繁栄と電気文明はいつもペアでなければならないのか」という問いに明快な答えを出す時期になったと思います。今頃この問題に触れること事態時遅し、という気がしますが、もうこれ以上先送りすることなく真面目に考えなければならない時代になったことは論を待たないでしょう。

「物質的繁栄」が私たちの生活を物理的にも精神的にも豊かにすることは事実です。その事実を否定するつもりは毛頭ありませんが、日本は明らかに物質的にみて過剰繁栄の段階にはいっています。「電気文明」については過剰消費、過剰依存の段階にはいってしまっていることを東日本大震災で思い知らされたわけです。今、私たちが日々の生活で恩恵を受けている電気文明はとても脆いものです。それが原子力事故という大事件のためにいとも簡単に首都機能の麻痺、国民の安全や健康無視、原発ムラの保身という事態に至ってしまいました。

2011年の春から夏にかけての省電力生活を経験してみて、多少の不便はあったものの、実はそんなに電力は必要なかったということに私たちは気づいたわけです。そしてまた、日本という国が思っていたほど立派な国ではなく、政治体制や財界やマスコミの愚かさや見苦しさをいやというほど実感させられているという現実があります。さらに、放射能汚染の脅威は、このちいさな国においてかつてチェルノブイリも経験しなかったほどに酷く救いのないものであることを、徐々に思い知らされつつあります。これから先、私たちは想像もできないような深刻な事態、悲しいできごとに出会うことになると思います。

何十年先になるか、あるいは百年以上先になるかもしれない、そのいつか、日本がこの惨禍から復興した時に、元通りの物質的繁栄と電気文明の国になってほしくないと思っています。日本が世界に誇れる美しい文化的な文明社会になるためには、富や財産やエネルギーや経済に対する考え方の方向転換も必要なのではないかと思っています。

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