My Life Catalogue: Hobby: Tyres & Feel

Tyres & Feel


タイヤを変えよう

よく、ローバーは国産車に比べて静粛性が劣るとか、ブレーキ性能はドイツ車にかなわないとか言われます。確かに、620SLiは、ちょっと荒れた路面を走ると、ロードノイズがもろに車内に飛び込んできます。75に乗り換えた時は620SLiよりはかなり静かだと思いましたが、他の国産車に比べると決して静粛とはいえないと思いました。620SLiも75も、標準でついてくるタイヤはごつごつした乗り心地でロードのノイズが非常に大きいGOODYEARです。620SLiでは、ちょっと強くブレーキを踏むとたちまちガガガガとABSが働いてしまいましたが、これはタイヤのグリップ不足からくるブレーキロックが原因です。

もし、ローバーの標準タイヤがもっと静粛性が高くてグリップが優れていれば、ローバーのインプレッションはもっと違ったものになったのではないか、と思います。同じように見えるタイヤでも、静粛性能を高めたもの、グリップを特別に良くしたもの、もっぱら見映えを良くしたもの、耐久性が抜群に高いもの、配達業務などの激務に耐えるもの等々、実にさまざまな顔を持っています。

ROVER 75に乗りはじめて走行が9000kmほどになったある日(2001.3)、標準でついてきたGOODYEARから静粛性が優れたDNA dB(デシベル)にはき替えたところ、(当然こことなんですが)乗り心地と静粛性において劇的な改善がありました。ブレーキング性能、雨天時のグリップも明らかに良くなりました。ROVER 75は、これほど静かな車であったのか、と認識を新たにしたくらいです。数万円の投資をしてタイヤを替えるだけで、ワングレード上の車に乗り換えたのに匹敵するグレードアップができるといっていいでしょう。ローバーをより快適に、より楽しく乗るために、もっとタイヤのことを考えたいと思うのです。


タイヤ規格

タイヤサイズ等の規格表示は、ちょっと変わった表現になっています。単純にタイヤ径が表示されているわけではありません。タイヤ断面幅とタイヤ扁平率によってタイヤの高さが決定され、さらにリム径との組み合わせでタイヤ径が決まるのです。そのため、異なる扁平率、異なるリム径の2つのタイヤが一体同じタイヤ径なのかそうでないのか、ということが非常にわかりにくくなっています。

195 / 65 R 15 91 H
断面幅(mm) / 扁平率(%) タイヤ構造 リム径(inch) ロードインデックス 速度記号

扁平率(%)・・・断面高さ(H)÷断面幅(W)×100
タイヤ構造・・・R:ラジアル
ロードインデックス・・・規定の条件下でそのタイヤに負荷できる最大負荷能力(最大荷重)を示しています。

LoadIndex 負荷能力(kg) LoadIndex 負荷能力(kg) LoadIndex 負荷能力(kg) LoadIndex 負荷能力(kg)
60 250 75 387 90 600 105 925
61 257 76 400 91 615 106 950
62 265 77 412 92 630 107 975
63 272 78 425 93 650 108 1000
64 280 79 437 94 670 109 1030
65 290 80 450 95 690 110 1060
66 300 81 462 96 710 111 1090
67 307 82 475 97 730 112 1120
68 315 83 487 98 750 113 1150
69 325 84 500 99 775 114 1180
70 335 85 515 100 800 115 1215
71 345 86 530 101 825 116 1250
72 355 87 545 102 850 117 1285
73 365 88 560 103 875 118 1320
74 375 89 580 104 900 119 1360

速度記号・・・下記はラジアルタイヤでロードインデックスの重量を負荷された状態で走行した場合の最高速度です。

タイヤ構造タイヤ表示最高速度(km/h)
速度記号速度カテゴリー
ラジアルL-120
Q-160
SSR180
HHR210
V-240
-ZR240超
W-270
Y-300

製造日
タイヤサイズと違って、製造番号はタイヤのどちらか一方に表示があります。最後の4桁(WWYY)が製造年月日になります。

12 02
週(第12週目) 年の下2桁(2002年)


タイヤの特性

ゴムの寿命:
ゴムはなま物です。時間が経つと劣化して粘りが無くなり硬くなります。ゴムが硬くなるとグリップが低下しますから危険です。クッション効果がなくなりますから乗り心地が悪くなります。古くなったタイヤにはシワがはいり、バーストにもつながります。タイヤは、使わなくても3年でおしまいだと考えなければいけません。たとえば、1999年1月に製造・出荷された車が長い間在庫として眠っていて、この車を2001年12月に購入した場合、タイヤはすでに寿命に達していると考えなければいけません。そのタイヤをはいたままでは、乗り心地、グリップ、安全性においてその車の性能を台無しにしていると思います。

ゴムの磨耗:
道路を走ればタイヤは磨耗します。高速であればあるほど、重量があればあるほど磨耗のペースは速くなります。運転の仕方も大いに関係があります。急発進・急ブレーキはタイヤに非常な負担をかけると同時に、タイヤはどんどん磨耗します。ハンドル操作も磨耗の大きな原因です。ハンドルを回しきった状態でおなじところをぐるぐる回ると、百km程度しか走っていないのに、タイヤは1日でパーになります。カーブの多いところばかり高速で走行していると、前輪の外側がどんどん磨耗します。重心が高いミニバンやワンボックスはこの傾向が顕著なので、外側の磨耗対策を施した専用タイヤがあるくらいです。いつも決まった方向から駐車場の出入りを繰り返すことは、タイヤの片減りの原因になります。

サイドウォール:
サイドウォールは衝撃を吸収し、乗り心地の向上に貢献します。サイドウォールに余裕がないと衝撃をそのまま伝えてしまいますから、乗り心地は悪くなります。いわゆる「インチアップ」を行うと、サイドウォールはなくなってゆきますから、当然のこととして乗り心地は悪化します。一方で、サイドウォールがあるということは、タイヤがよじれやすくなりますから、横方向に力がかかった場合の踏ん張りがなくなってゆきます。「インチアップ」を行うことでよりスポーティーなドライビングが可能になるのはこのためです。

トレッド:
タイヤの接地面のことです。トレッド部分の構造と材質によってグリップ特性が決定されます。ゴムにどのようにコンパウンドを配合するかで減り具合とグリップが左右されます。一般に、グリップ性能とタイヤの磨耗性能とは相反しますから、グリップの良さを取れば減りは早くなります。

タイヤパターン:
トレッドに彫られたグルーブ(溝)の文様ことです。ロードノイズの大きさは、タイヤパターンによってかなり左右されます。高速時では、接地時にタイヤの溝の中の空気が一旦圧縮され、地面から離れる際にその空気が解放される瞬間に立てる音がロードノイズになります。


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