Digital Audio & Home Recording

■■■USBやPC周辺機器からの影響・・・PCが関わる測定時の注意■■■
Caution!

製作したUSB DACの歪み率を測定していて、さっきまで0.04%〜0.1%くらいだった測定結果が突然0.06%〜0.15%くらいに増えてしまったことがあります。DACの調子がおかしくなったのかと思いきやそうではありませんでした。

●USB接続機器の影響

冒頭の件、歪み率が増加した原因は同じPCにつないでいたプリンタのせいでした。USB DACの歪み率はプリンタの電源のONにすると歪が増加し、OFFにすると元に戻りました。その時のPCについているUSB端子は3つあり、内部的には2系統に分かれていましたが、系統が異なるUSB端子間でも影響が出ました。

結果的な現象は今書いたとおりですが、何が原因でそういうことになったのかについては明らかにできていません。プリンタがPCのUSBのVBUS電源を使っているなら話はわかりますが、このプリンタは自前の電源を持っていますからVBUS電源の影響というわけではなさそうです。しかし、わからないなりに、PCオーディオの環境でテストを行ったり測定する時は、PCの周辺機器の状態についても注意する必要があるということは確かなようです。

この現象の原因については、時間をかけて調査するつもりです。


●周囲からの影響

FET差動ヘッドホンアンプの歪み率を測定していたところ、測定結果の歪み率グラフが不連続になったり不規則に折れ曲がった不可解な姿になりました。その原因は、ノートPCのすぐそばにAKI.DACの基板を置いた状態で測定していたからでした。金属筐体を持たないノートPCは、画面やキーボードからデジタルノイズを放出するので、近くにあるオーディオ機器がすくなからず影響を受けます。

●・・・

・・・。

Digital Home Recording に戻る