AC100Vの変なもの


ありあわせの部品を使って変なものをつくりました。AC100Vの延長コードの途中に1本の抵抗器を割り込ませるしかけです。


しくみの説明

この不思議なシカケは、プラグを電灯線(AC100V)につなぎ、外付けの抵抗器を経て、本機に取り付けられたコンセントにAC100V電源を供給します。通常ならば、赤と黒の端子の間には0.1Ω/2Wか1Ω/5Wくらいのセメント抵抗を取り付けておきます。この外付け抵抗器の両端に生じた電圧を測定することで、つないだ機材の消費電流を把握しようという目的で製作しました。

厳密には、電子機器の多くは力率の関係で消費電流から単純に消費電力が求まるわけではありませんし(消費電力=消費電流×100Vにはならない)、整流飽回路を使った機器では整流素子の導通電流の非線形性もありますから、そこのところは割り引いて考えます。いろいろな機材のおおよその消費電流がわかるので結構面白いです。省エネルギーの視点で、家電製品の待機電力がどの程度なのかもわかります。

注意事項

抵抗器のむき出しのリード線は危険ですから、感電事故にはくれぐれもご注意ください。また、電力計算ミスによる抵抗器焼損・火災事故にもご注意ください。使用後は必ず電灯線から取り外して、管理された場所にしまってください。不適切な製作および使用による事故については責任を負いません。



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