Club 75 Meetingより
♪ よりよいローバーライフのために ♪

75 オーナー心得

これからROVER 75を入手される方、入手された方は是非ご一読ください。


タイヤローテーション:
前輪のタイヤの磨耗がはやいので、10,000kmくらい走ったら前後を入れ替えたらいいでしょう。乗り心地も良くなるし、タイヤの持ちが違います。
カップホルダーの扱いは丁寧に:
カップホルダーを乱暴に扱うと、樹脂性のピンが折れて閉じなくなってしまいます。くれぐれも、そっと、やさしく。
ドアミラーは閉じてはいけない:
初期モデルの卵型のドアミラーは非常にデリケートかつギアがはずれやすいにで、余程のことがない限り閉じてはいけません。これを閉じなくてもほとんどすべての立体駐車場にはいれます。
車止めにご注意:
駐車場などで「前進」して停める場合、ほとんどのケースで75のアンダーガードがゴツンと車止めに当ってしまいますので注意してください。国産車は、前部バンパー下の地上高にかなりの余裕を持たせてありますが、75は余裕が全く取られていません。後退して停める場合は特に問題はありません。
ドアステップを踏まない:
ドアを開けた時の足元に茶色の樹脂製のステップが見えます。これを足で蹴ってしまうと、中で留めている樹脂ピンが容易に割れてはずれてしまいます。75の乗降の際は、このドアステップにかかとなどを当てないように注意します。
謎の温風:
75は外気を涼しいまま導入する機能がありません。エアコンをOFFにして走行していると、エアコンの噴出し口から生暖かい空気が出てくることがありますがこれは故障ではありません。
雨の日:
エアコンをAUTOで動作させ、希望の温度に設定します。これで除湿が働くのでやがてくもりがとれてきます。
冬の日:
エアコンをAUTOからエコノミーモード(ECONボタン)に切り替えます。コンプレッサーがOFFになるので、冷房&除湿が働かなくなり、暖房のみが機能するようになります。この状態で希望の温度に設定します。寒い季節はこれでほとんどまかなえますが、湿度が高い日は上記「雨の日」と同様でECONからAUTOに切り替えます。なお、同じ温度設定にしても、AUTOでは寒く感じ、ECONでは暖かく感じますので、好みの体感温度になるように調節したらいいでしょう。
後部座席の空調:
センターの噴出し口からは冷気のみが出ます(温風が出ません)。寒かったらダイヤルを回して閉じます。温風は前座席の真下にある2つの穴から噴出します。マットがかぶってしまうと温風が来ませんから注意してください。
坂道:
横浜や神戸など、自宅周辺の急坂が多い場所では、ノーマル状態のDポジションではストレスを感じることがあります。その場合には、スポーツモード(Sモード)にしてやると良く登るようになります。Sモードは、高速道路の合流における加速でも有効です。
燃料:
必ずハイオクです。レギュラーはエンジンを痛めるのでおすすめしません。75でガス欠を起こすと、エンジン機能に障害を起こすので常に余裕を持って給油するのがいいでしょう。燃料警告灯は残り10リッター前後で点灯しますが、車の角度によって消えたりします。メーターが真下を指したらほんとうにからっぽです。残量に余裕はありません。
バッテリーの寿命と交換時期:
75のバッテリーはほぼ2年程度のインターバルで交換されることをおすすめします。3年を待たずに突然エンジンがかからなくなるという報告が多く寄せられています。なお、バッテリーがあがってエンジンがかからなくても、救援車による充電を行えばほとんどの場合、復帰して走行可能になります。
エンジンオイル交換:
75は、イグニッションキーをONにした時に、数秒間、あと何km走行したらエンジンオイルを交換すべきか表示されます。設定は、24000kmですが流石にこれは長すぎると思うので、一般に、10000km前後で交換しているオーナーが多いようです。なお、CG誌の長期レポートでは24000kmでの交換実績があります。
リモコンのバッテリー交換:
電気店に行けば比較的入手容易なリチウム電池を使っています。バッテリーの寿命はゆうに2年以上あり、そう簡単になくなるものではありません。また。リチウム電池は減ってきてもパワーは落ちませんので、電池が減ってきたから感度が悪くなる、ということもありません。電池の交換は、マイナスドライバーなどでキーを2つにこじ開いて行います。樹脂を痛めないように根気良く丁寧に作業してください。

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