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2SK30A/2SK170選別ペア

以下の部品頒布は終了しました

2SK30A/2SK246選別 ・・・"2SK30ATM"pdfデータシート"2SK246"pdfデータシート

2SK30Aは、古典といっていいほど古いFETですが2012年3月まで作られていましたから大変な長寿命ですがすでに製造中止です。2SK30Aは、オーディオ用途に適し、真空管回路にもよくなじみます。欠点といえば、大きなドレイン電流を流せないことと利得が低いことでしょうか。2SK30Aに関する実測レポート、「2SK30A特性実測データ」、「2SK30A gm実測データ」も併せて設計の参考にしてください。

2SK30A、2SK30ATM、2SK246いずれも同じものと考えて差し支えありません。違いといえば、製造時期が違うこと、IDSSが微妙に異なること、雑音特性の記述の有無くらいです。2SK246は雑音指数の記述ありませんが2SK30と同等の低雑音性能を持ちます。順方向アドミタンス(gm)や帰還容量は個体誤差の範囲に収まるくらい近似します。2SK30A、2SK30ATM、2SK246はいずれも在庫数量が限られており、もはや自由な選択はできません。当サイトではこれらを区別せずに頒布しますのでご了解ください(型番ごとにセットを作りますので1回の頒布で混ざるわけではありません)。

2SK30Aまたは2SK246の各ランク(Y、GR)をバイアス特性で実測して30グループに分けて選別しています同一ドレイン電流(Y=0.75mA、GR=2mA)でバイアスが揃うような選別をしているので、差動回路を組んだ時のドレイン電流が良く揃います。IDSSでは選別していませんがIDSSも良く揃っています。

★バイアス値の大小は特性のよしあしとは無関係です。
★IDSS値は、どんな回路に組み込んで、どれくらいのドレイン電流を流すのかで決定するものです。IDSS値が大きいものの方がいいということでもありません。

Group 型番 規格 バイアス特性 IDSS範囲
(参考)
測定条件 費用
K30A-Y選別 2SK30A
or
2SK246
Yランク -0.44V〜-0.80V 1.5mA〜2.8mA Id=0.75mA、Vds=6Vにおけるバイアス電圧(Vgs)を測定し選別。
バイアスのばらつきは±13mV以内。
周囲温度24〜26℃。
-
K30A-GR選別 2SK30A
or
2SK246
GRランク -0.76V〜-0.94V 3.9mA〜5.0mA Id=2mA、Vds=6Vにおけるバイアス電圧(Vgs)を測定し選別。
バイアスのばらつきは±20mV以内。
周囲温度24〜26℃。
-


2SK117(BLランク)選別 ・・・"2SK117"pdfデータシート

2SK117は2SK170に次ぐ高gmを持った低雑音JFETです。これもついに製造中止になりました。2SK170に比べて内部容量が少ない点が特徴的です。足の接続順序は2SK30Aや2SK246の逆で、印字面に向かって「D-G-S」ですのでご注意ください。右の画像のDGS配列は下から見た(Bottom View)順序です。

★バイアス値の大小は特性のよしあしや利得の大小とは無関係です。
★IDSS値は、どんな回路に組み込んで、どれくらいのドレイン電流を流すのかで決定するものです。IDSS値が大きいものの方がいいということでもありません。

Group 型番 規格 用途 バイアス特性 IDSS範囲
(参考)
測定条件 費用
K117-BL選別ペア 2SK117 BLランク 全段差動ミニワッター
その他差動回路
-0.24V〜-0.56V 6.5mA〜13mA Id=2mA、Vds=6Vにおけるバイアス電圧(Vgs)を測定し選別。
バイアスのばらつきは±8mV以内。
周囲温度24〜26℃。
-
K117-BL-その他2SK117 BLランクご希望の用途に応じて☆ -0.24V〜-0.56V 6.5mA〜13mA


2SK170(BL/GRランク)選別 ・・・"2SK170"pdfデータシート

こちらも製造中止です。2SK170は、2SK30Aに比べて10倍近くgmが高いので、1〜5mA程度の比較的少ないドレイン電流で高利得を稼ぎたい回路に適します。また、2SK30Aに比べて低雑音性能が優れており、特に2SK30Aが苦手な数kΩ以下の低インピーダンスの信号源において低ノイズフィギュアが得られます。足の接続順序は2SK30Aや2SK246の逆で、印字面に向かって「D-G-S」ですのでご注意ください。右の画像のDGS配列は下から見た(Bottom View)順序です。

2SK170では、BLランクのものはバイアス特性で実測して32グループに分類し、GRランクのものは15グループに分類しています。同一グループ内におけるバイアスの誤差は±4〜8mVですのでこれでペアを組めばかなり揃ったものができます。ドレイン電流を一定にした時にバイアスが揃うような選別をしているので、差動回路を組んだ時、無調整でドレイン電流が良く揃い、DC帰還をかけた回路の場合は無調整でオフセットを10mV以内に追い込めます。IDSSでは選別していないところがミソです。

★バイアス値の大小は特性のよしあしや利得の大小とは無関係です。
★IDSS値は、どんな回路に組み込んで、どれくらいのドレイン電流を流すのかで決定するものです。IDSS値が大きいものの方がいいということでもありません。

Group 型番 規格 用途 バイアス特性 IDSS範囲
(参考)
測定条件 費用
K170-BL-FET差動ペア 2SK170 BLランク FET差動ヘッドホンアンプ
FET差動プリアンプ
FET差動DAC
-0.16V〜-0.30V 6mA〜12mA Id=2mA、Vds=6Vにおけるバイアス電圧(Vgs)を測定し選別。
バイアスのばらつきは±4mV以内。
周囲温度24〜26℃。
-
K170-BL-単品2SK170 BLランクご希望の用途に応じて☆ -0.14V〜-0.33V 6mA〜12mA
K170-GR-FET差動ペア 2SK170 GRランク FET差動ヘッドホンアンプ
FET差動プリアンプ
FET差動DAC
-0.11V〜-0.20V 2.6mA〜5.5mA Id=1.5mA、Vds=6Vにおけるバイアス電圧(Vgs)を測定し選別。
バイアスのばらつきは±4mV以内。
周囲温度24〜26℃。
-
K170-GR-単品2SK170 GRランクご希望の用途に応じて☆ -0.11V〜-0.20V -2.6mA〜5.5mA


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