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 Tobii & Windows10視線入力を使いやすく環境整備 
  



Windows10の設定・・・自動サインイン

パソコンを起動する時、通常の設定であればログイン画面でPINコードやログイン・パスワードの入力を要求されますが、この段階での視線入力はまだ起動していませんからキーボードを打たなければなりません。これを回避するには、以下の解説を参考にしてください。
Windows10 - 起動時のパスワード入力を省略 - 自動サインイン

Windows10の設定・・・全ての機能をスタートメニューに

これは、2019年11月現在の私のパソコンのスタートメニューです。スタートメニューはキーを押すと出てきます。必要な機能はできるだけここに集約してあります。

Windows10のスタートメニューは、視線入力で使いやすいサイズのボックス・メニューなのがありがたいですね。視線マウスの操作一発でアプリケーションをスタートさせたり、パソコンの設定画面を出すことができます。

スタートメニューにセットするには、アプリケーションや設定ボタンのところで右クリックして、「スタートにピン留めする」を選びます。

良く使うアプリケーションやツールはすべてここに集約して配置してありますので、そのいくつかを見てゆきましょう。

Tobii Eye Tracking
この子のおかげでパソコンが自在に使えているので一番いい席をあげました。設定やキャリブレーションなどで時々使います。
設定(Windows10)
アカウントの管理、プリンタやマウスやBluetoothなどの設定、アプリケーションのアンインストールなど重要な機能があります。画面左下のを右クリックでスタートメニューにピン留めできます。
視線制御(Windows10)
Windows10標準装備の視線制御ツールであるスタートパッドのON/OFFスイッチがあります。
Firefox(ブラウザ)
私はFirefox派なのでこれを最も良く使います。お気に入りのブラウザを配置したらいいでしょう。
iTunes
そもそもこれを使うためにこのサイトを作ったのですから、iTunesははずせません。
エクスプローラー
フォルダやファイルの管理の必須ツールで頻繁につかいます。
メモ帳
視線入力でちょっとしたテキストを作ったり、置いておきたい時に便利なので良く使います。書式メニューで大きめのフォントにセットしておくと具合がいいです。
Messenger
相手は携帯端末かパソコンでこっちはパソコンで、文字/電話/ビデオでコミュニケーションをするのに便利なのがMessengerです。私はiPhoneのSNS/Messageが使えなくなったのでMessengerに切り替えました。通話料金はかかりません。
Skype
Messengerと並んで、相手は携帯端末かパソコンでこっちはパソコンで、文字/電話/ビデオでコミュニケーションをするのに便利なのがSkypeです。通話料金はかかりません。
Eng-Jpn
視線入力キーボードで半角英数字をスピーディーに入力するためのキーボードを切り替えるバッチ処理を組み込みました。
UWSC
視線入力便利スクリプト」を支えているキーボード操作自動化ツールです。これなしでは視線入力による本の執筆もこのHomePageの維持もあり得ません。
Tray Volume
ボリューム/音量調節を快適に」で大活躍してくれる音量調節ボリューム・アプリです。
Backup
パソコンのバックアップを行うアプリです。追加・変更・削除された差分で動作させています。視線入力できるWindows10機がもう一台あるのでこのBackupアプリを使って2台を同期させています。
Shutdown
パソコンのシャットダウンを行います。シャットダウンの命令を書いたショートカットを作り、それをスタートメニューにピン留めしました。
Microsoft Office
MS Officeの中でも良く使うWordとExcelとPowerpointがセットしてあります。


Windows10の設定・・・最近使ったファイルの視線一発呼び出し

視線制御でMS Officeなどを使っていると、ファイルメニュー周辺の細かい画面操作が多くて編集したい文書などを呼び出すのがとても面倒です。

最近使ったファイルが、右の画像のようにそこそこでかいアイコンでずらっと並んでくれていて、それをクリックしたらアプリごと起動してくれたらものすごく早くて楽ちんです。というわけで、最近使ったファイルの視線一発呼び出しをスタートメニューにセットする方法を考えました。

手順は以下の通り。

(1)+Rで「ファイル名を指定して実行」画面を出す。
(2)"recent"コマンドを入力する。
(3)「最近使ったファイル」画面が表示される。
(4)赤丸部分をデスクトップにドラッグしてショートカットを作る。
(5)作ったショートカットを右クリックして、スタートメニューにピン留めする。
(6)表示を指定して使いやすい大きさにする。


Windows10の設定・・・シングルクリック化

Windowsの標準的な操作は、ワンクリックで「選択」して、ダブルクリックで「開く」の2アクションです。視線制御で2アクションは負担が大きいので、Windowsの設定をシングルクリック・アクションに変更すると格段に効率がアップします。

設定画面は意外なところにあります。その場所は、マウスの設定ではなくなんとエクスプローラー。エクスプローラーの「ファイル」メニューの中にある「フォルダーと検索オプションの変更」です。ここを開くと「クリック方法」の設定があるので赤丸で囲んだ「ポイントして選択し、シングルクリックで開く」に切り替えて「適用」を押せばば完了です。


Windows10の設定・・・キー操作を自動化

視線制御では、キー連打のような簡単な操作がしんどいです。例えばテキストの10文字を視線操作で消すのはとてもつらいです。よくあるキー操作を簡単に記録してくれて、しかも簡単に呼び出せる優れものツール「UWSC」を見つけました。よく行うキー操作や画面操作を記録&登録しておくと、いつでも呼び出して使うことができます。

UWSC:https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se115105.html

インストール作業は必要なく、ダウンロードして解凍したらそのまま動作しますから、解凍したフォルダごとドキュメントにでも移して置いておいたらいいでしょう。

<UWSCの使い方>
このツールはタスクトレイに常駐しています。右の画像が設定画面です。初期設定は以下の通り。「余分な時間、マウス移動は記録しない」のチェックマークをはずすと、操作にかかった時間も記録されます。キーボード操作だけの場合はチェックしておかないと動きがとろくなります。

Alt+F1・・・再生
Alt+F2・・・記録停止
Alt+F3・・・記録開始
Ctrl+Alt+W・・・トレイから出す

<UWSCで記録して保存する>
「Deleteキー10回連打」を記録してみましょう。
「記録開始」してからDeleteキー10回連打して「記録停止」します。
適当な名前をつけて保存します。
これで、次からは読み込みして再生すれば「Deleteキー10回連打」が実行されます。

<UWSCのランチメニューに登録する>
UWSCにはすぐに使えるランチャーがあります。
右の画像がランチャーの登録画面です。
保存してある処理に名前をつけておけば、キー操作で呼び出してすぐに使うことができます。
私はランチャーの呼び出しに「Alt+Home」を設定しています。

<UWSCで実行させる>
ランチャーを呼び出すと画面上に小さなランチャーが表示されます。
さきほど登録した「Deleteキー10回連打」は2番の「Delete-10」です。
「2」をタイプするか、「↑↓」キーで選んでEnterを押すとすぐに実行されます。

<UWSCアプリを作りました>
UWSCはある程度パソコンに慣れた方でないと上手く使いこなせないと思います。そこで一旦セッティングしてしまえば誰でもいつでも呼び出して使える汎用的なツールをいくつか作りました。

UWSCツールの専用ページはこちら→「Program & Script 視線入力お助けツール



Windows10の設定・・・バックアップとミラーリング

<バックアップの方法>
視線入力の生活ではパソコンは重要なライフラインの一つになります。データやシステム環境が失われるとアウトなのでバックアップは必須です。私は同じ設定にした2台のWindows機を用意して、データをミラーリングさせています。同時に外付へHDDにもデータのバックアップを取っています。この操作をいちいち手でする訳にはゆきませんから、バックアップ用のフリーソフトを使っています。

<手動バックアップ>
手動バックアップには「Backup」というフリーソフトを使っています。ホームページの更新で愛用しているFFFTPという定番ソフトと同じ作者(Sota氏)によるものです。

バックアップ元のフォルダとバックアップ先のフォルダを登録しておき、バックアップの方法も指定しておきます。私は差分バックアップにしたので、1回目は全部コピーで時間がかかりましたが、2回目からは追加・変更・削除があった部分だけの処理になるので早く終わります。処理スピードは、スタンプチェックおよび転送ともに非常に速いです。

<自動バックアップ>
Windows10のタスクスケジューラを使います。

(1)コントロールパネルの中の「管理ツール」を開く。
(2)「管理ツール」の中の「タスクスケジューラ」を開く。
(3−1)「基本タスクの作成」を開く。
(3−2)適当な名前を決めて入力する→次へ。
(3−3)「毎日」などトリガーを決める→次へ。
(3−4)「時刻」を決める→次へ。
(3−5)操作は「プログラムの開始」→次へ。
(3−6)プログラム/スクリプトは、参照から「Backup.exe」の場所を見つける。
     Backupに登録したバックアップパターン名を入れた引数を登録する。「-n パターン名 -s -c」→次へ。
(3−7)内容を確認して完了。

詳しい解説はこちら→ http://www2.biglobe.ne.jp/sota/backup-qa/qa-1-10.html


Windows10の設定・・・視線でスリープ

アイコンをクリックするだけて一発でスリーブにする方法です。

(1)デスクトップ画面で右クリックし、「新規作成(X)」から「ショートカット(S)」選択します。
(2)「項目の場所を指定してください(T)」というメッセージが出ますので以下のコードをコピペします。(右の画像)

C:\Windows\System32\rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState 0,1,0
テキストのダウンロードファイルはここ)・・・右クリックで保存※
(3)「次へ」に進むとショートカットに名前をつける画面が出ますから、適当な名前を入れたら完成です。
(4)アイコンを好みのものに変えたい時は、アイコンを右クリックして「プロパティ」を開き、「アイコンの変更」を開きます。「参照」のところに以下のコードをコピペするとアイコンが出てきますので、適当なものを選んでください。 (5)ショートカットを右クリックするとスタートメニューにピン留めできます。

C:\Windows\System32\shell32.dll
テキストのダウンロードファイルはここ)・・・右クリックで保存※
※視線制御では画面のテキストのコピペは困難なので、まずテキスト・ファイルとしてダウンロードします。それをメモ帳で開いて「Ctrl+A」ですべてを選択し、「Ctrl+C」→「Ctrl+V」でコピペしてください。こうすれば視線制御だけで100%自力で設定できます。


Windows10の設定・・・視線でシャットダウン

パソコンのシャットダウンには「+X、U、U」というショートカットがありますから視線入力で十分に操作できます。もう少し簡単にしてみようというわけで、アイコンをクリックするだけて一発でシャットダウンする方法です。

(1)デスクトップ画面で右クリックし、「新規作成(X)」から「ショートカット(S)」選択します。
(2)「項目の場所を指定してください(T)」というメッセージが出ますので以下のコードをコピペします。

shutdown /s /hybrid /t 0
テキストのダウンロードファイルはここ)・・・右クリックで保存※
(3)「次へ」に進むとショートカットに名前をつける画面が出ますから、適当な名前を入れたら完成です。
(4)ショートカットを右クリックするとスタートメニューにピン留めできます。

※視線制御では画面のテキストのコピペは困難なので、まずテキスト・ファイルとしてダウンロードします。それをメモ帳で開いて「Ctrl+A」ですべてを選択し、「Ctrl+C」→「Ctrl+V」でコピペしてください。こうすれば視線制御だけで100%自力で設定できます。


iTunesのインストール

iTunesは、CDおよびダウンロードした音楽ソースだけでなく、デジタル化されたさまざまな音楽ソースをパソコンでまとめて管理するアプリです。iTunesに入れた音楽ソースは、iPhoneやiPadに移してそこで聞くこともできます。

iTunesのダウンロードはここから
iTunesのインストール&設定の解説
iTunesを起動すると、AppleIDを聞いてきます。AppleIDを持っていない場合はその場で作成してください。これがないとCDを読み込ませた時にジャケットの画像(アートワークという)が出ません。Tunesは、すでにパソコンにダウンロードされている音楽を見つけてiTunesに取り込みます。

お持ちのCDをパソコンのCDドライブの入れると、iTunesはどんどん読み込んでゆきます。その時、CDのアルバム情報や曲名をネット上のデータベースから取得します。ここから先の話は「音楽ソースの編集と管理」にあります。


iTunesの設定

iTunesは、Appleロスレス(最高音質)、AAC(標準)、MP3(ローレベル、amazon)などどんなデータ形式で取り込むかを選ぶことができます。iTunesをインストールしたままでは標準のAAC形式(256kbps)になっています。iTunesに取り込んだ音楽データがディスクをどれくらい必要とするかはデータ形式で変わります。約60分の音楽CDの場合のおおよその参考値を以下にまとめました。高音質を求めるほどディスク容量は大きくなります。

Appleロスレス
(最高音質)
AAC
(上限、320kbps)
AAC
(標準、256kbps)
MP3
(ローレベル、amazon)
CD1枚(60分)300MB160MB130MB110MB
CD10枚(6時間)3GB1.6GB1.3GB1.1GB
CD100枚(60時間)30GB16GB13GB11GB

注意:AACとMP3は本来はほとんど同じですが、amazonのダウンロードMP3圧縮率が高いようです。その分音質も劣ります。

どんなデータ形式で取り込むかは、「編集」メニューの「一般環境設定」にあります(左下の画像)。
「読み込み設定」を開くとどんな形式で読み込むかの選択肢が出てきます(右下の画像)。

 

注意:AACで設定してCDを読み込んで、後でAppleロスレスに変更しても、過去に読み込んだ音楽データはAACのままなので入れ直しになりますからご注意ください。


フットスイッチ

上肢(手や腕)が不自由でも下肢(足)が動く人にはフットスイッチの併用が強力です。

さまざまなものが市販されていますが、私のおすすめは2ペダルの「FS1P2」と3ペダルの「FS1P3」です。このフットスイッチは、左右クリックやEnterだけでなく、かなり複雑な操作をカスタマイズできることと、操作をフットスイッチ側が記憶するので別のパソコンに取り付けでも再設定が不要なことのが優れています。

来年にモデルチェンジをするらしく、今は在庫のみの販売です(2019.9現在)。

私は、このフットスイッチに左の画像のとおりのちょっと変わった設定を仕組んでいます。

Tobii Eye Trackerには、視線の先にマウスポインタをワープさせるという面白くて便利な機能がついています。「マウスを少しだけ動かす」あるいは「タッチパッドを手で触れる」ことで視線の先にマウスポインタをワープさせることができます。手はなんとか動くけれども不自由な人にとって(健康な人にとっても)、少ない負担でマウスを大きく動かせるこの機能はありがたいです。

そこで、フットスイッチに「マウスポインタを3pixだけ移動させる」という設定をして一踏みで同じことができるようにしました。


エア・マウス Zono

装着型のワイアレス・ジャイロマウスです。わずかな動きを検出してそれをマウスポインタに伝えるしくみです。一般的にはヘッドセットのように装着しますが、動くところなら膝や肘でも可能です。動きによるマウス操作、呼吸によるマウス操作など多彩な機能とオプションがあります。

弱点は、誰かに装着してもらう必要があることと、充電式(最長30時間)なのでまめに充電しなければならないことが挙げられます。お値段は、Zonoのみ(オプションなし)でamazonで108,000円。



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